HENNGEのアカウンティングチーム

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HENNGEのアカウンティングチームのメンバーにHENNGEでの業務に関してお話を伺いました。


アカウンティングチームの業務内容について教えてください

アカウンティングチームは、HENNGEの会計部門で、お金に関わるさまざまな業務を行っています。大きく分けると(1)法律や企業会計原則に基づいた「財務会計」、(2)予算管理や原価管理、業績や経営戦略を立てる際の指針となる分析などを行う「管理会計」がメインの業務です。

「財務会計」は、外部のステイクホルダーが目にする財務報告を作るものですので、各社同じルール同じ尺度で作成しなければならず、どの会社でも大差はありません。一方、「管理会計」は企業によって大きく異なります。HENNGEの場合、会社のお金をどれくらい使えるのか、予算に対する今期の費用投下予測などもアカウンティングチームが行っています。ほかにもお金の管理や支払いの管理などもアカウンティングチームの業務となっています。

みなさん中途採用ですが、どうしてHENNGEのアカウンティングチームを選んだのですか?

私は前職も経理部門でしたが、一人経理だったので、経理の基礎などを学ぶことができませんでした。今回、HENNGEでアカウンティングチームを選んだのは、経理の土台となる知識やノウハウなどを学びたかったから。実際、現場でいろいろと学ぶことができ、たいへん満足しています。

以前の職場では、経理周りの帳票や決済フローがガチガチに固められていたので、工夫できる余地がなく、あまり面白みを感じませんでした。そこで、転職先を選ぶときは「この会社で何ができるのか」を重視しようと思っていたんです。HENNGEの面接の際、いろいろ質問をぶつけてみましたが、そのときの対応で「幅広く面白いことが経験できそうだ」という印象を受けました。当時はアナログの帳票も多く、システム化をはじめ課題が山積みで大変でしたが、その分、やり甲斐も感じました。

HENNGEは、「やりたい」という気持ちを伝えると、その要望にあわせて機会を与えてくれる会社。私は簿記の資格はもっているものの、経理部門は未経験。それでも「やってみたい」という希望があったので、チャレンジさせてもらうことにしました。

HENNGEにおけるアカウンティングチームの役割を教えてください。

一言で言うと、「経営上の意思決定をタイムリーに行うために必要な情報を提供すること」。常に様々なリクエストに対応できるようにしておかなければなりません。それを実現するためにメンバーを拡充し、ここ1〜2年で体制はかなり整備することができました。以前と比べても、正確でスピーディーな情報提供ができるようになったと思います。その一方で、上場後はさらにタスクが増えていますので、体制の強化はもう少し継続する必要があると考えています。

ほかの企業とHENNGEのアカウンティングチームが違うポイントはありますか?

HENNGEは会社の公用語が英語なので、会計システムのマスタ/データもすべて英語で入力しているという点も大きなポイントでしょう。英語であれば、あとで誰でもデータを活用できますからね。また、さまざまな部門と協力して管理会計を作り上げているという特徴もあります。

管理会計は今後もっと強化していきたいです。そのために、財務会計は徹底した効率化を進めています。たとえば、四半期末以外の単独月次決算は3営業日で終えています。1年前は7営業日かかっていましたが、業務プロセスを効率化し、様々なクラウドツールを導入した結果、今のスケジュールが実現できています。 ツールを積極的に活用することなども視野に入れながら、全体的な改善を進めて行きたいと思います。

2020年3月から、全社リモートワークになっています。「ハンコを押すだけのために出勤」といった報道もありましたが、アカウンティングチームはスムーズにリモートワークに移行できましたか?

アカウンティングチームは、これまでもリモートワークを行っていました。ただ、ツールの導入が追いついておらず、一部では「紙」の帳票も残っていました。そこで、2020年1月から業務の改善を一気に推し進め、1月にタスク管理をクラウド型タスク管理ツールの「Asana」に移行、2月に業務マニュアルをクラウド型マニュアル作成ツール「Teachme Biz」に集約、3月には会計ソフトをクラウド型会計ソフト「freee(フリー)」にリプレース。ペーパーレスを一気に推進しました。また、5月導入を予定していたクラウド型経費精算ソフト「Dr.経費精算」の導入を4月に前倒しすることによって、ペーパーレスを実現。現在は、リモートワークでも全く問題なく仕事をできるようになっています。

リモートワークは、通勤時間がなく会議もすべてクラウドで実施できます。画面を共有しながら課題を共有して交流することもできるので、とても便利ですね。ただ、対面で話さないと分からないケースもあり、その点ではちょっと困っています。

私の場合、オフィスだとつい雑談しがちでしたが、リモートワークになって雑談できなくなり、集中できています。サクサクと仕事が終わるのため、Asanaをみて困っている人がいたら助けられるようになりました。Asanaは業務プロセスが明確化できるので、運用改善にも役立っていますね。

私は4月1日に入社したばかりなので、入社翌日からリモートワークです。最初は少し不安でしたが、ビデオ通話を使ってなんでも質問できることがわかり、今は安心しています。マニュアル類もそろっていたので、自分で調べることもできますし。

経理の仕事をフルリモートで行うのは簡単ではないというのが一般的な認識です。「紙の原本による処理」を行うため、出勤して業務を行っている会社もまだまだ多いようです。その点、HENNGEでは、さまざまなツールを導入し、完全なリモートワークができるようになっています。

アカウンティングチームで大切にしていることはありますか?

経理は個々人が行う細かい業務もありますが、実は、チームワークが大事です。そのため、チームワークを尊重するように心がけています。

確かに、チームのメンバーを思いやるのはとても大切です。コミュニケーションを深めることで話しやすくなり、仕事も効率化できますね。

効率化という点では、ここ半年でさまざまなツールを導入し、それらの効果も出てきています。実際、ツールベンダーから事例協力の依頼がくるようになっています。これからも、アカウンティングチームが培ったノウハウは積極的に発信していこうと考えています。

「経理」をしていて楽しい、嬉しいと思うのはどんなときですか?

経理業務は、社内の人とのコミュニケーションが重要です。ちゃんと何をしているか理解しないと、正しい数字で会計処理できないんです。そのためにもさまざまな人と知り合いになり、じっくりと話を聞くようにしていますが、これがとても楽しくて。「数字が合わないので 」というと皆さん協力して色々話してくれるので、新しいことを知る機会が増え、とても感謝しています。

私は様々な分析をしていますが、そのときも多くの部署の人と話す必要があります。さまざまな人と交流し、あまり知られていない社内の情報をいち早く教えてもらえるのは、この仕事に携わる特権かもしれません。

アカウンティングチームは、会社が今どういう状況にあるのかということをさまざまな形でレポートしています。経理面/財務面から見える問題点やその提起なども行っています。それらの情報が経営上の何らかの意思決定に寄与出来た時には大きなやりがいを感じることが出来ます。また、HENNGEはいろいろな試みを行う会社ですので、より多くの成果を出していけるように、我々も機動的に対応していきたいと思います。

HENNGEはテクノロジーの解放を理念とする会社で、様々な課題をテクノロジーを使って解決していくという文化があります。そのため、改善をしたいときや課題があるときは、さまざまなチームに相談し、アドバイスをもらったり、協力してもらったりしています。こういう体制がとれるのも、HENNGEならではだと思っています。また、最近は予実管理クラウドサービス『DIGGLE』の稼働に向けてチームで準備をしているので楽しいです!

「経理」をしていて楽しい、嬉しいと思うのはどんなときですか?


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