ホテルモントレ株式会社

セキュリティ強化とSSOによる利便性向上を両立
HENNGE Oneがクラウド認証基盤としてDX推進に貢献

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セキュリティ強化とSSOによる利便性向上を両立
HENNGE Oneがクラウド認証基盤として
DX推進に貢献

ホテルモントレ株式会社は1986年の創業以来、全国10都市に21のホテルを展開。各ホテルが異なる都市をテーマとした「モントレスタイル」と呼ばれる、豊かな宿泊体験を提供しています。同社は2019年のMicrosoft 365利用開始を機に、HENNGE Oneを導入。ID管理の効率化、グローバルIP制御によるセキュリティ強化やSSOによる利便性向上などを実現し、現在はクラウド認証基盤として安定的にご利用いただいています。

今回は、企画管理部 システム課 課長の藤田 成雄 氏に、HENNGE Oneの導入背景から現在の活用状況、今後の展望についてお話を伺いました。

1:初回導入時のMicrosoft 365のセキュアな利用環境構築
クラウド化推進に潜むセキュリティ課題解消を目指し、
HENNGE Oneを選定

— 事業概要および、お客様に提供されている魅力についてお聞かせください。

ホテルモントレグループは、ホテル事業とリゾート事業を展開しています。ホテル事業では「ホテルモントレ」と「ホテル モンテ エルマーナ」の2ブランドを通じて、世界各地の歴史や風土を元にデザインされた個性豊かなホテルを運営しています。ロマンチシズムや夢のある雰囲気を特徴とする「モントレスタイル」を大切に、お客様に心地よく、ゆったりとしたひとときをお過ごしいただけるよう、真心のこもったサービスをご提供。ホテルを通じて生活の喜びと潤いを提供し、地域社会に貢献することをモットーとしています。

— HENNGE One導入の経緯をお聞かせください。

以前はOutlookを各端末にインストールして利用しており、端末入れ替え時のデータの移行作業が管理部門の大きな負担となっていました。台数も多くかなりの工数がかかり、残業も発生していたため、管理業務の負荷軽減を目指し、2019年にクラウド型のMicrosoft 365(当時はOffice 365)の導入を決定しました。

しかし、クラウド利用にはセキュリティの課題が伴います。特に、拠点外からのアクセスにおけるセキュリティ担保が懸念でした。そこで、グローバルIPアドレス制限を実施する目的でHENNGE Oneを採用しました。

— HENNGE Oneを選定された決め手は何でしたか?

当時はまだMicrosoft 365との連携性が高いセキュリティソリューションが他にあまり存在していませんでした。HENNGE Oneには認証およびアクセス制御、SSOやメールセキュリティなど、当社が求めていた機能が備わっており、管理性とコストパフォーマンスが高い点が決め手となりました。

— 貴社の端末利用状況と、HENNGE Oneの対象範囲についてお聞かせください。

多くの従業員は、カウンターやレストラン、バックオフィスにあるデスクトップPCを共有で利用します。加えて、支配人や外出が多い従業員はノートPCを利用しています。ライセンス費用を考慮し、外部とメールをやり取りする約1,300人 の従業員に限定してMicrosoft 365アカウントとHENNGE Oneを連携し、利用しています。

— ここからは、導入効果についてお聞きします。HENNGE Access Controlによるアクセス制御についてはいかがですか?

前述の通り、Microsoft 365ユーザーはメールやクラウドシステムへのアクセスをHENNGE One経由で行っています。外出の多い従業員が利用するノートPCには端末証明書を発行し、グローバルIPアドレス制限との組み合わせにより、社外からのセキュアなアクセスを実現しています。コロナ禍の休館時は一時的にプライベート端末に証明書を配布し、期間限定でアクセスを許可するといった柔軟な対応も、HENNGE Oneによって実現できました。

—  HENNGE Secure Downloadによるファイル共有効果はいかがですか?

メールでの添付ファイル送信については、当初はZIP暗号化を利用していましたが、脱PPAPに対応するため、HENNGE Secure Downloadを活用したファイル共有方式に移行しました。これにより、お客様にHENNGE Secure Downloadからファイルを安全にダウンロードしてもらうことが可能になり、世の中の変化に迅速に対応できました。

2:HENNGE Oneの利用拡大と多角的なセキュリティ対策・業務効率化
HENNGE Cloud ProtectionとHENNGE Tadrill導入の経緯と効果

—  貴社では、HENNGE Oneの利用を拡大されました。HENNGE Cloud ProtectionやHENNGE Tadrillを導入された経緯をお聞かせください。

以前はメールフィルタリングに外資系メーカーの製品を利用していましたが、ライセンス料の高騰や買収による価格体系の複雑化などの課題が顕著となりました。そこで、HENNGE Oneで統合管理した方が得策だと考え、HENNGE Cloud Protectionへの乗り換えを決定しました。 

また、ホテル業界では個人情報を多く扱うためセキュリティ意識の向上が不可欠であり、定期的な標的型攻撃メール訓練を実施していました。以前のサービスはZIP形式の訓練に限られていましたが、より実践的なフィッシング対策メールに対応できるHENNGE Tadrillへの切り替えを検討しました。 

—  HENNGE Cloud ProtectionとHENNGE Tadrillを選定された決め手は何でしたか?

HENNGE Oneの既存サービスとの連携性はもちろん、メールフィルタリングやホワイトリストの一元管理、ランサムウェアなどの脅威対策強化といった機能面、そして費用面も総合的に評価し、HENNGE Cloud Protectionを選定しました。 

HENNGE Tadrillについては、フィッシング対策メールに対応できる点に加え、宿泊部門には予約関連、レストラン部門には材料費改定といった部署ごとの業務内容に合わせたリアルな標的型攻撃メールをタグごとに送るといった細やかな切り分けが実現できる点が決め手となりました。外部委託では費用がかさむような部署ごとの細かな訓練をサブスクリプション内で臨機応変に実施できる点も大きなメリットでした。

—  HENNGE Cloud ProtectionとHENNGE Tadrillの導入効果はいかがですか?

HENNGE Cloud Protectionの導入により、メールのフィルタリングやホワイトリストが一元的に管理できるようになり、ランサムウェアなどの脅威対策も強化されました。 

HENNGE Tadrillの活用により、スタッフにはメール内容を非常に注意深く確認するよう指導を徹底できるようになりました。訓練は四半期に1回実施し、不審なリンクをクリックするなど不適切な反応をしてしまった従業員には異なる訓練メールを送るなど、追加の訓練も行っています。結果は内部監査を通じて各事業所に報告し、全従業員の意識向上に貢献しています。ログもMicrosoft 365アカウントと紐付いているため、訓練状況や結果の追跡、管理も非常に容易になりました。 

今後、SSO連携拡大によりDX推進の基盤強化を目指す

—  貴社のDX推進における今後の取り組みについて、お聞かせください。

いま、全国21のチェーンホテルにおけるバックオフィス業務の棚卸と標準化を進めています。各ホテルで業務フォーマットがバラバラなままでは、AI活用やDX推進もままなりません。本部の人件費削減や残業時間の短縮、さらには人手不足の解消といった効果を最大化するには、この取り組みが欠かせないと考えています。また、財務システムの変更や経費精算の電子化にも取り組んでおり、現場の現金精算のニーズに応えつつ、クラウドでの申請を可能にする仕組みも検討しています。

—  その上で、HENNGE Oneの役割と効果を、どのように評価されますか?

当社は、Microsoft 365を含む多様なクラウドサービスへの統合認証基盤としてHENNGE Oneを活用し、SSO連携を推進しています。これにより厳格なアクセス制御を実現し、セキュリティと利便性を両立できます。社内システムにも適用し、たとえばRPAと連携するデータベースシステムへのアクセスもHENNGE Oneを経由することで、IPアドレス制限や証明書による端末認証を適用し、外部からの不正アクセスを防止しています。このように、HENNGE Oneの幅広い連携機能によりセキュリティが強化されたことで、安心して各種クラウドサービスの活用を推進でき、DXの基盤を確立できました。

—  最後に、HENNGEおよびHENNGE Oneに対する今後の期待や要望をお聞かせください。

HENNGE Oneは世の中の流れに合わせて、こちらが求める機能をいち早く提供してくれる点が気に入っています。当社も導入当初はBasicプランでしたが、メール訓練など必要な機能が増えると、それらを包括したProプランが登場するなど、サービスメニューも追従してくれました。いま、さまざまなクラウドサービスのライセンス費用が高騰していますので、HENNGE Oneには今後も、利用しやすい価格帯でのサービス提供に期待しています。また、機能面では各ソリューション間の連携を強化し、管理性もさらに向上してくれることを、期待しています。