SWGとCASBの違いを徹底解説!
組み合わせることで得られる3つのメリット

最新更新日: 2026/1/9

 目次

  1. SWGとCASBの違いとは? それぞれの役割と適用範囲
    1. SWGとは?インターネットトラフィックを守るセキュリティゲートウェイ
    2. CASBとは?クラウド環境の安全を守るソリューション
    3. SWGとCASBどちらを選ぶべき?
  2. SWGとCASBを組み合わせることによる3つのメリット
    1. 包括的なセキュリティ対策
    2. リスク管理の向上
    3. 柔軟なセキュリティポリシーの適用
  3. SWGとCASBを導入する際の基準・ポイント
    1. 企業規模や業種による選定基準
    2. 導入コストと運用負荷
    3. 運用の簡便さ
  4. HENNGE One Identity Editionがもたらすビジネス価値
    1. 業務効率の向上
    2. セキュリティの強化
    3. 柔軟なセキュリティポリシーの適用
  5. SWGとHENNGE One Identity Editionの組み合わせ
    1. 強固な認証プロセス
    2. アクセスをフィルタリング
  6. CASBとHENNGE One Identity Editionの組み合わせ
    1. シャドーITの抑制
    2. DLP(データ漏えい防止)と認証の連携
  7. まとめ

現代のビジネス環境では、セキュリティ対策がこれまで以上に重要視されています。特に、インターネットトラフィックやクラウド環境の保護において、SWGとCASBは、それぞれの役割に応じた強力なソリューションとして注目されています。

本記事では、SWGとCASBの違いや適用範囲、さらに導入による効果について詳しく解説します。

こちらの資料も
あわせてチェック

インシデント発生時、費用はどのくらいかかる? インシデント損害額調査レポート2021年より徹底解説

SWGとCASBの違いとは? それぞれの役割と適用範囲

SWGはインターネットトラフィックを保護するセキュリティゲートウェイであり、CASBはクラウド環境の安全を確保するためのソリューションです。両者の違いを理解し、企業のニーズに応じて適切に選ぶことが大切です。

SWGとは?インターネットトラフィックを守るセキュリティゲートウェイ

SWG(セキュアウェブゲートウェイ)により、インターネット上の脅威からシステムやデータを守ることができます。まずは、SWGの概要を解説します。

SWGの定義と役割

SWGの定義は、企業のネットワークからインターネットへの通信を安全に保つためのセキュリティソリューションです。インターネットを介した通信を監視し、マルウェアの侵入や不正なアクセスを防ぐ役割を果たします。

特に、外部からのアクセスが増えるリモートワーク環境での作業をする際、通信を安全に保つためにSWGが効果を発揮します。SWGは、企業内でのWeb利用を制御し、セキュリティポリシーの徹底とリスク管理を強化するために欠かせない存在です。

SWGの主要機能

SWGの主要な機能としては、インターネット通信の監視が挙げられます。インターネット上で行われる通信を監視し、不正な行動を検出します。また、URLフィルタリングにより、危険なWebサイトへのアクセスをブロックすることが可能です。

さらに、マルウェア防止機能を備えており、悪意のあるソフトウェアからシステムを守ります。SSL検査は暗号化された通信を解析し、潜在的な脅威を検知する機能です。これらの機能により、企業のインターネット利用におけるセキュリティが一層強化されるでしょう。

CASBとは?クラウド環境の安全を守るソリューション

続いて、CASBについて解説します。CASB(クラウドアクセスセキュリティブローカー)によって、企業のクラウド利用におけるリスクを軽減し、データ保護が可能です。

CASBの定義と役割

CASBの定義は、クラウドサービスの利用を管理し、セキュリティを確保するためのソリューションです。クラウド上のデータの移動やアクセスを監視し、データの漏えいや不正アクセスを防ぐ役割を担っています。

クラウドサービスの普及に伴い、社内外でのデータ共有やアプリケーションの利用が増え利便性が向上した一方で、セキュリティリスクは高まっています。CASBは、これらのリスクを軽減し、企業が安全にクラウドを活用するためのソリューションです。

また、クラウドサービスの利用状況を可視化することで、どのようなサービスが使われているのかを把握しやすくなり、管理効率も向上します。

CASBの主要機能

CASBの主要な機能として、まずクラウドサービスの可視化が挙げられます。これにより、企業がどのクラウドサービスを利用しているかを把握できるため、管理が容易になります。

次に、データ漏えい防止(DLP)機能があり、企業の重要なデータが外部に漏れるリスクを低減可能です。さらに、コンプライアンス管理をサポートし、企業のポリシーや業界の規制に準拠したセキュリティ対策を提供します。

他にも、脅威の検出機能により、クラウド上での不正アクセスやサイバー攻撃の兆候を早期に発見し、対応することが可能です。

SWGとCASBどちらを選ぶべき?

SWG社内LANとインターネット間の通信のセキュリティを強化したいとき
CASBクラウドサービス利用時のセキュリティを強化したいとき

SWGとCASBのどちらを選ぶべきかは、企業のニーズや運用環境に依存します

SWGは主にインターネットトラフィックを監視・保護するため、社内のWeb利用を管理したい場合や、外部からのアクセスに対するセキュリティ強化が求められる環境で有効です。

一方、CASBはクラウドサービスの利用を監視し、クラウド環境でのデータ保護や不正アクセスを防止します。クラウドサービスの利用が増える企業では、CASBの導入が特に有効です。

企業がどちらを選ぶべきかは、従業員の業務環境や使用するサービスに依存するため、ニーズを慎重に分析し、それに応じた適切なソリューションを選択することが重要です。場合によっては、両方を組み合わせることでより強固なセキュリティ体制が実現するでしょう。

img ”脱PPAP”後の適切な選択肢を考える ファイル共有完全ガイド2024
「ゼロトラストアーキテクチャ適用方針」から見る新たなセキュリティ対策

企業がとるべきデジタル新時代のセキュリティ対策はどのようなものかについて解説します。

img ”脱PPAP”後の適切な選択肢を考える ファイル共有完全ガイド2024
VPN機器からの侵入が最多!? 急増するサイバー攻撃、企業が今するべき備えと対策

警視庁発行と経産省発行の「サイバーセキュリティ」の2つの資料をもとに、ランサムウェアをめぐる情勢と対策について解説します。

SWGとCASBを組み合わせることによる3つのメリット

SWGとCASBを組み合わせることで、インターネットトラフィックとクラウド環境の両方を保護し、企業のセキュリティを強化できます。ここでは、SWGとCASBを組み合わせた場合の3つのメリットを解説します。

包括的なセキュリティ対策

SWGはインターネット全般の通信を監視し、社内から社外または、社外から社内のトラフィックを保護します。一方、CASBはクラウドサービスへのアクセスを管理し、クラウド環境におけるデータの安全性を確保します。

この2つを組み合わせることで、インターネットとクラウドの両面で強力なセキュリティ体制が実現可能です。これにより、従業員がどの場所からでも安全に業務を遂行できる環境が整い、情報漏えいやサイバー攻撃から企業を包括的に守れます。この組み合わせは、特にリモートワークが普及する現代において効果的な対策といえるでしょう。

リスク管理の向上

SWGとCASBを併用することで、企業の取り巻くリスクの把握と対策を講じる事が可能です。その結果、攻撃を受けて生じる可能性がある損失を最小限に抑える能力が向上します。
SWGはインターネットトラフィックに関するリスク(悪意のあるWebサイトへのアクセスやフィッシング攻撃など)を防止します。一方、CASBはクラウド環境におけるデータの流出や不正なアクセスを監視し、早期にリスクを検出可能です。

併用することにより、企業は複数の脅威に対して多層的な防御を構築でき、万が一のセキュリティインシデントが発生した場合でも、迅速かつ効果的に対応できる体制が整います。

柔軟なセキュリティポリシーの適用

SWGとCASBを併用することで、企業はインターネットとクラウド環境の両方で柔軟なセキュリティポリシーを適用できます。

SWGを使ってインターネット通信の制御やフィルタリングを行い、従業員が安全なWebサイトのみを利用できるようにします。同時に、CASBを利用することで、クラウド上でのデータ使用に関するポリシーを適用し、不適切なデータ共有やクラウドサービスの不正利用を防ぐことが可能です。

このような柔軟なポリシー適用により、従業員の利便性を保ちながらも、強力なセキュリティを維持できます。

SWGとCASBを導入する際の基準・ポイント

SWGとCASBを導入する際には、さまざまな要素を考慮する必要があります。
ここでは、下記ポイントを詳しく説明します。

  • 企業の規模や業種による選定基準
  • 導入コストと運用負荷
  • 運用の簡便さ

企業規模や業種による選定基準

SWGとCASBの導入にあたっては、企業の規模や業種による選定基準を考慮することが重要です。

例えば、従業員数の多い大規模企業では、インターネット通信やクラウドサービスが使用されるため、SWGとCASBの両方を組み合わせて、より包括的なセキュリティ対策を取ることが推奨されます。

一方、従業員数が少ない中小企業や特定業種の場合は、必要なセキュリティ機能が限定されることもあるでしょう。特に、業種によっては法規制やコンプライアンス要件も異なるため、自社の業務に最適なソリューションを選定することが重要です。業務の特性やリスクに応じた柔軟な対応が求められます。

導入コストと運用負荷

SWGとCASBを導入する際には、導入コストと運用負荷を考慮することが不可欠です。SWGはネットワーク全体のトラフィックを監視・制御するため、導入と運用にかかるコストが高くなることがあります。一方で、CASBはクラウドサービスの利用状況を管理するため、クラウド利用が活発な企業にとっては、導入効果が大きいでしょう。

しかし、これらのソリューションは、専門的な知識が必要になる場合も多いため、運用負荷が高くなることがあります。そのため、導入後の運用体制やサポート体制もあらかじめ検討しましょう。場合によっては、外部のセキュリティサービスを利用することで、運用の手間を軽減できる場合もあります。

運用の簡便さ

SWGやCASBを導入する際、運用の簡便さも大きなポイントです。特に、ITリソースが限られている中小企業やIT部門が小規模な企業では、運用が複雑であればあるほど負担が増大するため、使いやすさが重要な要素となります

SWGやCASBは、管理ツールやダッシュボードが充実しているものを選ぶことで、運用の負担を軽減できるでしょう。また、外部のマネージドセキュリティサービスや自動化ツールの活用により手動での監視や管理を減らし、効率的に運用できます。

HENNGE One Identity Editionがもたらすビジネス価値

HENNGE One Identity Editionは、ビジネスの効率とセキュリティを同時に高めるソリューションです。ここでは、その具体的なビジネス価値を3つの観点からご紹介します。

業務効率の向上

HENNGE One Identity Editionは、シングルサインオン(SSO)機能を提供することで、従業員が複数の業務アプリケーションにアクセスする際の手間を大幅に削減します。これにより、各アプリケーションごとに異なるパスワードを入力する必要がなくなり、作業の効率が向上します。

また、ログイン手続きが簡略化されることで、セキュリティを維持しながらもユーザーの負担が軽減され、業務効率が向上するでしょう。さらに、IT管理者にとっても、アカウント管理が一元化されるため、アカウント情報の変更や削除を迅速に行えるメリットがあります。

セキュリティの強化

HENNGE One Identity Editionは、セキュリティの強化においても優れた機能を提供します。多要素認証(MFA)により、ユーザーが認証を行う際に追加の確認ステップが加わるため、不正アクセスのリスクが大幅に減少します。これにより、企業の重要なデータや情報が保護され、サイバー攻撃からの防御力が強化されるのです。

また、アクセスログの管理も可能で、誰がいつどのアプリケーションにアクセスしたかを詳細に確認できます。この機能により、セキュリティインシデントが発生した際にも、迅速かつ効果的に対応できる体制が整います。

柔軟なセキュリティポリシーの適用

HENNGE One Identity Editionは、企業が必要とする柔軟なセキュリティポリシーの適用をサポートします。従業員ごとのアクセスレベルの設定が可能であり、役職や業務内容に応じてセキュリティポリシーを調整できます。たとえば、特定のデータにアクセスする際に追加認証を要求するなど、細かい制御が可能です。

さらに、特定のデバイスやネットワークからのみアクセスを許可することで、セキュリティ体制をさらに強固にできます。この柔軟なポリシー設定により、業務の柔軟性と高いセキュリティのバランスを保ちつつ、企業の安全性を高めることが可能です。

SWGとHENNGE One Identity Editionの組み合わせ

SWGとHENNGE One Identity Editionを組み合わせることで、企業のインターネットトラフィックと認証の両方に強固なセキュリティを適用することが可能です。この組み合わせにより、従業員が安全なネットワーク環境で業務にアクセスできると同時に、不正なアクセスや外部からの脅威に対する防御力が向上します。以下に、具体的なメリットを解説します。

強固な認証プロセス

HENNGE One Identity Editionの多要素認証機能により、企業はユーザー認証に高いセキュリティを確保可能です。この機能とSWGを組み合わせることで、インターネットトラフィックの保護と認証プロセスの強化が同時に実現します。

たとえば、従業員が外部から会社のリソースにアクセスする際、SWGがインターネット通信を監視しつつ、HENNGE Oneの多要素認証がさらなる防御として機能します。これにより、外部からの不正アクセスが防がれ、認証プロセスのセキュリティが一段と高まり、企業のデータ保護に大きく貢献するでしょう。加えて、ユーザーに対する認証手順も一貫するため、利便性の向上と管理効率の向上も実現できます。

アクセスをフィルタリング

SWGとHENNGE One Identity Editionの組み合わせにより、アクセスフィルタリングが強化され、社内外からのインターネット利用が安全になります。

SWGはインターネット利用時に危険なサイトや不正なコンテンツへのアクセスをブロックし、HENNGE One Identity Editionは業務に必要なアプリケーションやデータへのアクセスを認証と権限管理で適切に制御します。

これにより、業務に関係のないWebサイトへのアクセスが制限され、従業員がアクセスするアプリケーションも厳格に管理されるため、企業のネットワーク全体の安全性向上に繋がるでしょう。また、特定のアプリケーションへのアクセス制御により、コンプライアンスの徹底も可能です。

CASBとHENNGE One Identity Editionの組み合わせ

CASBとHENNGE One Identity Editionを組み合わせることで、クラウドサービス利用の安全性と認証管理の強化が同時に図れます

この組み合わせにより、シャドーITの抑制やデータ漏えい防止(DLP)と認証の連携が可能になり、企業はクラウド環境におけるセキュリティを高めることができるでしょう。以下に、具体的な効果について詳しく解説します。

シャドーITの抑制

CASBとHENNGE One Identity Editionの組み合わせは、シャドーITの抑制に役立ちます。CASBはクラウドサービスの可視化機能を持ち、どのクラウドアプリケーションが従業員によって使用されているかを正確に把握できます。これにより、非承認のクラウドサービス利用を管理者がすぐに検知し、不要なリスクを回避することが可能です。

また、HENNGE One Identity Editionの認証管理により、クラウドサービスへのアクセスを厳密に管理できるため、承認されていないサービス利用が発生するリスクも大幅に低減されます。これによって、シャドーITのリスクを抑えながら、業務に必要なアプリケーションへのみ安全にアクセスさせる環境が整備されます。

DLP(データ漏えい防止)と認証の連携

CASBのDLP(データ漏えい防止)機能とHENNGE One Identity Editionの認証機能を連携させることで、クラウド環境におけるデータの安全性が一層強化されます。

CASBはクラウド上のデータが不正に外部に持ち出されないよう監視し、データ漏えいを防ぎます。また、HENNGE One Identity Editionの認証機能によって、データへのアクセスが必要なユーザーにのみ許可されるよう厳密に管理が行われ、アクセス権限のないユーザーによる不正なデータ操作を防止可能です。

これによって、企業はクラウドサービス上でのデータ管理を安全かつ効率的に実行でき、セキュリティ対策として強固な体制を築けるでしょう。

まとめ

SWGとCASBは、それぞれ異なる領域で企業のセキュリティを強化するソリューションです。

SWGは主にインターネットトラフィックを保護し、外部からの脅威を防ぐ役割を担います。CASBはクラウド環境でのデータ漏えい防止や不正アクセスの抑制を実現し、クラウドサービス利用時のセキュリティを確保します。これらを企業のニーズに合わせて使い分けることが重要です。

さらに、HENNGE Oneを組み合わせることで、アクセス管理の強化と業務効率向上が図られ、より強固で安心なビジネス環境を構築できるでしょう。

こちらの資料も
あわせてチェック

インシデント発生時、費用はどのくらいかかる? インシデント損害額調査レポート2021年より徹底解説