【目的別】シングルサインオン(SSO)のツール比較8選

最新更新日: 2026/1/16

クラウドサービス利用の拡大やリモートワークの普及を背景に、シングルサインオン(SSO)を導入する企業が増えています。SSOツールの導入によりアカウント管理の負担が軽減できるだけでなく、セキュリティの向上や業務効率化への効果も期待できるなど多くのメリットがあります。

 目次

  1. シングルサインオン(SSO)のツールとは
  2. 【目的別】シングルサインオン(SSO)のツール比較8選
    1. 中小企業の課題解決に『jugaa』
    2. リモートワークに便利な『Digital Workforce』
    3. 既存環境の変更が不要な『AccessMatrixUSO』
    4. パスワードのポリシーも管理したいなら『Secioss Identity Manager』
    5. 費用を抑えたいなら『GMOトラスト・ログイン』
    6. 多言語で使いたいなら『OneLogin』
    7. Microsoft 365で使いたいなら『Online Service Gate』
    8. 必要な機能をオールインワンで揃えるなら『HENNGE One』
  3. シングルサインオン(SSO)のよくある質問
  4. まとめ

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シングルサインオン(SSO)のツールとは

シングルサインオン(Single Sign On)とは、複数のサービス・システムに対して単一のIDとパスワードを用いて認証を行う仕組みのことです。システムごとに異なるID・パスワードを記憶せずに済む、アカウント管理が簡便になるといった利点があります。近年、システムのクラウド化が進み、複数の事業者が提供するクラウドサービスを業務で利用することが増えたためにシングルサインオンのニーズが高まっています。

シングルサインオンを実現する方法には、ユーザーの代わりにツールが各システムのID・パスワードを入力する代行認証方式のほか、中継サーバーを用いるリバースプロキシ方式、システムにエージェントを組み込み、認証情報を取得するエージェント方式などがあります。シングルサインオンツールにはさまざまな製品がありますが、それぞれ方式や提供機能が異なります。自社で導入する際には、目的やニーズに合わせて製品を比較検討することが重要です。

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【目的別】シングルサインオン (SSO)・IDaaSのツール比較8選

企業がSSOツールを導入する主な目的としては「ID・パスワードの一元管理による負担の軽減・利便性向上」「セキュリティ強化による不正ログイン抑止」「ログイン工数削減による業務効率化・生産性向上」などがあります。ここではSSOツールを目的別に8つ紹介します。なお、クラウド経由でシングルサインオンをはじめとした各種認証やアクセス制御、ID連携などの機能を提供するIDaaS(Identity as a Service)も含みます。

中小企業の課題解決に『jugaa』

jugaa(ジュガー)は、企業の業務改善やDX推進サポートを手がけるSmallitが提供するSSOツールです。初期費用が不要で、メール・電話サポートを提供するなど、専任のIT担当者がいない企業や規模が小さい企業にも利用しやすいのが特徴です。ID・パスワードを一元管理して、手間やコストを削減したいという目的に適しています。最大2か月間無料で利用できるトライアル版を提供しているため、自社での使い勝手や課題点をじっくり確認できます。

リモートワークに便利な『Digital Workforce』

Digital Workforceは、システム開発などを手掛けるユニリタが提供するIDaaSです。シングルサインオンだけでなく、ID管理、API管理、ポータル、セキュアブラウザといった5つの機能をまとめて提供し、リモートワーク環境構築をサポートします。

オンプレミスとクラウドとの連携、ポータル機能による情報集約や利用状況の可視化、ID管理の工数削減など、利便性向上・業務効率化に貢献できるのが特徴です。IT部門のID管理工数を削減したい、管理を効率化してヒューマンエラーを削減し不正アクセスのリスクを減らしたいという目的に適しています。

既存環境の変更が不要な『AccessMatrixUSO』

AccessMatrixUSOは、システム開発企業のハイ・アベイラビリティ・システムズが提供するSSOツールです。一度システムにログインすると、複数のシステムへID・パスワードを自動で入力してくれる代行認証方式(ユニバーサル型)で、既存システムへの影響を最小限に抑えられるのが特徴です。

シンクライアントへも対応しており、仮想デスクトップ上で動作するシステム・サービスでも適用できるほか、ActiveDirectoryとの連携、ワンタイムパスワードをはじめとする認証サービスとの連携も可能です。既存システムを改修せずにID・パスワードの一元管理を行いたい、柔軟性の高い運用をしたいという目的に適しています。

パスワードのポリシーも管理したいなら『Secioss Identity Manager』

Secioss Identity Managerは、クラウド型ではなく製品のインストールや設定が必要な統合ID管理ソフトウェアです。ユーザー・グループ管理やログ検索に加え、パスワードポリシー管理機能を搭載しており、パスワードの使用文字指定や有効期限を設定してユーザーに対して適切なパスワード設定を求めることが可能です。パスワードを忘れてしまった場合のリセット機能も提供しています。

シングルサインオン機能は、Secioss Access Managerが担っており、ふたつを組み合わせることでより高度なID管理が可能です。高度なID管理基盤を独自運用したい、ユーザーが安易なパスワードを設定するのを防止したいという目的に適しています。

費用を抑えたいなら『GMOトラスト・ログイン』

GMOトラスト・ログインは、電子認証業務などを手掛けるGMOグローバルサインが提供するIDaaSです。基本料金無料で利用でき、少人数の企業から大企業まで幅広く利用されています。ワンタイムパスワードやIPアドレス制限といった高度な認証機能は、別途オプションを追加するか、有料プラン(月額300円/ユーザー)の申し込みが必要です。

無料プランでもメール・チャットでのサポートが付随しているのが特徴で、コストを抑えつつシングルサインオンのメリットを享受したい企業や導入しやすいサービスを求めている企業に適しています。プロプランでは電話サポートにも対応しています。

多言語で使いたいなら『OneLogin』

OneLoginは、カルフォルニアに本社を置くソフトウェア開発企業のOne Identityが提供するSSOツールです。グローバル製品として日本語・英語以外にドイツ語、フランス語、中国語など21言語に対応しています。SNSアカウントを使ってログインできる「ソーシャルログイン」や、同時に複数のユーザーをサポートしていないサービスにおいて複数ユーザーで共有できる「共有ログイン」機能をもつのが特徴です。多言語対応した製品を利用したい、共有ログイン機能によりユーザーの利便性を向上させたいという目的に適しています。

Microsoft 365で使いたいなら『Online Service Gate』

Online Service Gateは、SBテクノロジーが提供するIDaaSです。シングルサインオンのほか、IP制限やセキュアブラウザなどの機能を提供しています。Microsoft 365をはじめ、Google WorkspaceやLINE WORKSなど、約4000のクラウドサービスへ安全にアクセスできる環境を構築できます。

1か月間無料で利用できるトライアルを実施しているため、事前に使い勝手などを確認できます。なお、最低単位が100ユーザー以上(Microsoft 365ユーザー数で計算)のため、中・大企業に適しています。

必要な機能をオールインワンで揃えるなら『HENNGE One』

HENNGE Oneは、SaaS企業のHENNGEが提供するIDaaSです。HENNGE Oneの以下の3種のEditionには、ID管理効率化クラウドセキュリティなど、多くの機能が搭載されています。

Identity Edition

主な機能

DLP Edition

主な機能

  • PPAP対策
  • メール誤送信対策
  • 大容量クラウドストレージ
  • クラウドファイルの情報漏えい対策
  • メール監査

Cybersecurity Edition

主な機能

(ランサムウェア等の対策)

Identity Edition:400以上のクラウドサービスへ安全にアクセスできるよう、シングルサインオン(SSO)とアクセス制御(MFA)機能を搭載。
DLP Edition:PPAP代替案やメール誤送信対策、クラウドファイル漏えい対策などの機能を搭載。
Cybersecurity Edition:標的型攻撃メール訓練などランサムウェア対策機能を搭載。

ワンタイムパスワードやデバイス証明書、アプリなど、豊富な多要素認証機能を備えており、万が一ID・パスワードが漏えいした場合でも不正ログインを防止で切るほか、メールのセキュリティ機能も提供されています。導入ガイドによる手厚い導入支援も無償で受けられるため、多様な業種・業態で約3,200社、270万ユーザーでの導入実績があるのも強みです。ID・パスワード認証に頼らないセキュリティを実現したい、多くの導入実績がある製品を利用したいという目的に適しています。

シングルサインオン(SSO)のよくある質問

クラウドサービスが増え、認証管理が複雑化しています。どのような対策が必要ですか?

クラウドサービス利用が増えると、サービスごとにID・パスワード管理が分散し、ID・認証管理の複雑化や、不正ログインリスク、運用負荷増加につながる場合があります。

そのため近年では、SSO(シングルサインオン)による認証統合に加え、多要素認証(MFA)やアクセス制御を組み合わせた認証基盤を導入する企業が増えています。

特にゼロトラスト環境では、「誰が・どこから・何にアクセスするか」を継続的に検証することが重要とされており、認証管理の一元化が求められています。

HENNGE Oneでは、SSO・MFAやアクセス制御(IP制限・デバイス制御など)を統合的に提供し、安全なクラウド利用環境の構築を支援しています。

シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)を導入すると、どのような効果がありますか?

SSOや多要素認証を導入することで、複数クラウドサービスの認証管理を効率化しながら、不正ログインリスク低減やパスワード運用負荷軽減につながる場合があります。

また、情報システム部門によるID管理の一元化や、利用状況の可視化を進めやすくなる点もメリットの一つです。

HENNGE Oneでは、SSO・MFAによる認証強化と、複数クラウドサービスのID・認証管理の一元化を支援しています。

シングルサインオン(SSO)だけでクラウドセキュリティ対策として十分ですか?

SSO単体ではクラウドセキュリティとして不十分です。SSOは複数サービスの認証を1つに集約する仕組みのため、万一その認証情報が窃取された場合、連携する全サービスへの不正アクセスにつながるリスクがあります(単一障害点の問題)。

そのため現在では、SSOに加えて多要素認証(MFA)を組み合わせ、さらにアクセス制御(IP制限・デバイス認証など)で「正規の認証情報を持つ攻撃者」からのアクセスも防ぐ構成が一般的になっています。

HENNGE Oneでは、SSO・MFA・アクセス制御を統合的に提供し、SSO単体では防げないリスクをカバーします。

クラウド利用が増えると、なぜ認証強化が必要になるのですか?

クラウドサービス利用が増えると、ID・パスワードの管理対象が増加し、不正ログインやアカウント管理漏れなどのリスクが高まる場合があります。

また、リモートワークやモバイル利用が一般化したことで、社外からクラウドへアクセスするケースも増えています。

そのため、シングルサインオン(SSO)による認証統合や、多要素認証(MFA)による本人確認強化、アクセス制御による利用制限などを組み合わせたセキュリティ対策が重要視されています。

HENNGE Oneでは、こうしたクラウド時代の認証課題に対応するための機能を提供しています。

まとめ

サイバー攻撃の手口は年々巧妙になっており、不正ログインによる被害も増加しています。そのようななかで企業が安全にクラウドサービスを利用するためには、SSOツールは非常に役立ちます。すでに企業規模や業種を問わず利用企業は増えており、クラウド時代に欠かせないツールのひとつとなっています。

HENNGE Oneはシングルサインオンだけでなく、メール誤送信、情報漏えい、不正アクセス、ランサムウェアPPAP対策などでお困りでしたらご相談ください。利便性を損なわずセキュリティを向上させるサービスをご提供できると思います。